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よろず屋寸話録から「マンデラ効果に関して...2019年12月1日」 [アセンション]

よろず屋寸話録から「マンデラ効果に関して...2019年12月1日」



マンデラ効果については以前にも取り上げたことがありますが、今回のお話は

もう少し実在感のあるお話です。

とくに文中の「骨折したのに何もなかったかのようにする」部分なんかは
参考になりそうです。



(ここから)


ウィキペディアによると、マンデラ効果とは、「事実と異なる記憶を不特定多数の人が共有している現象を指す」そうです。
 南アフリカ共和国の大統領を務めたネルソン・マンデラ氏の死亡時期について、多くの人が1980年代に獄中死したという記憶を持っていたことで、マンデラ効果と呼ぶようになったといいます。実際の記録では、マンデラ氏の死亡時期は2013年だそうです。

 かくいう私にも記憶があります。
 マンデラ氏が死亡したというニュースが流れた時、奇妙な違和感があったのです。
 私の頭に閃いたのは、「あれっ?、マンデラ氏はとうの昔に死んでいたはず……」「おかしい、マンデラ氏は2回死んだことになってしまう」でした。
 つまり私も1980年代にマンデラ氏は獄中死したという記憶を持っていたのです。

 知人から聞いたのですが、マンデラ効果で有名なのが、オーストラリア大陸の位置がおかしいというものだそうです。
 私も世界地図を眺めてみたのですが、やっぱりオーストラリア大陸の位置に違和感がありました。
 私の感触では、オーストラリアはこんなに東南アジアに近づいておらず、もっと下だったような気がします。またオーストラリアとニュージーランドの位置にも違和感を感じました。オーストラリアに対し、ニュージーランドはもっと上だったような気がするのです。

 スピリチュアル好きであれば、これは数ある平行世界(パラレルワールド)を移動したせいだと言いたくなります。ウィキペディアでは、それは「俗説」なんだそうです。

 今回は、その平行世界についての話題です。

 サアラさんのスクールに通っていた時期に聞いた話ですが、東日本大震災の後、このまま進めば、日本の国土の半分が海中に没するという未来が待っていたといいます。

 そこでアインソフのメンバーに指令が出たといいます。
 サアラさんは、その指令に従い、ある国に出かけます。そこでワークを行い、日本の国土が海中に没しない(今の私たちの)平行世界に移動させたといいます。サアラさんは、どこの国、どんなメンバーが集められたかということは言いませんでしたが、かなりハードな旅だったようです。
 指令が出て、もう時間がない上に、日本に自分の痕跡を残してはいけないということで、家財道具一切を全部処分して慌ただしく出かけたそうです。
 この話を紹介しようと思ったのは、あの並木良和さんが、311の後、日本の半分が沈むという世界から、今の私達の世界に移動したということを言っていたからです。私はその時、それを実行した人を知っていると言いたくなりました。

 まず最初に紹介するのは、サアラさんが自らの意思で、平行世界に移動した話です。
 サアラさんは、鉢植えを抱えながら階段を降りていた時、踏み外して脚を骨折します。この時、サアラさんは離婚した直後であり、3人の子供を食べさせる為に直ぐにでも働く必要がありました。病院に入院している暇などなかったのです。
 『「この世」の歩き方』(サアラ著、大和出版)から抜粋して紹介します。


 ・・・<『「この世」の歩き方』、p147~p150から抜粋開始>・・・

 骨折をなかったことにした私の方法

 先にも述べたように、私たちに与えられた可能性の群像の中から、瞬間、瞬間の自分の思考が、次の瞬間を選びながら作っていく時間の帯をタイムラインと言います。
 もし私たちがフォーカスするべき意識の領域を自在に変えることが出来たら、常識ではありえないような別の可能性にジャンプすることもできます。

 もう少し具体的に言うなら、自分の意識の領域を可視光線領域にフォーカスすることが出来ると、電波領域や赤外線領域では成立している、過去から未来へと流れている時間の帯から解放された世界を見ることになります。そこにはさまざまな可能性がバラバラに存在しているのが見えてきます。

 それは、小麦粉、バター、バニラエッセンスなどの材料とボールの中で混ぜ合わされたそれらの材料と、出来あがったクッキーが同時に存在しているような状態です。

 たとえば今交通事故で足を骨折した人が、明日スキーに行くことは、普通はありえないですよね。でも、もし一瞬で、バラバラな可能性のどれかにシフトできる可視光領域の意識状態になれたら、骨折しなかった可能性を選択することもできます。

 選択権は常に「今」にありますが、普通の人は足が腫れていて痛ければ、その現実に反応することによって、無意識に次の現実を選択します。だから、未来は常に過去によって制限されてしまう結果になります。

 実際私は大きな植木鉢を持ったまま外階段を降りていたときに、階段から落ちたことがあります。足を骨折したと思いますが、当時の私は、骨折などしていられない状況でしたから、実際、骨折しなかったことにしました。

 そのときには「バキッ」と鈍い音がして、頭から落ちていました。目から火が出るほどの痛みを感じました。振り返って足のほうを見ると、足がありえない方向を向いている状態でした。

 この状況はマズイと思ったので、それ以上見ないことにして、頭の中でさまざまな可能性を探りました。「このまま救急車を呼んで入院する」「痛みをこらえて生活する」「落ちても骨折はなかった」「そもそも植木鉢を落としただけだった」。最後の「植木鉢を落としただけだった」という可能性が一番しっくりきました。

 そこで植木鉢を落とした現実に意識をフォーカスしながら立ち上がると、ほとんど痛みもなく立ち上がることが出来、階段もちゃんと降りることが出来ました。その間は時間が止まっているような感覚がありました。

 このケースは強烈な痛みが伴うので、一瞬で意識を切り替える必要があり、上級者向けのケースです。私もいつでもこんなことをしているわけではありません。これまでにさんざん述べてきたように、成長のためにはあらゆる経験が必要ですから、それをねじ曲げるようなことは、本来する必要がありません。

 ただ、日々の瞬間、瞬間を無意識に過ごしていたり、すでに起きている目の前の現実に反応して生きている限り、堂々巡りの人生で、成長のための変化さえ起きなくなります。ですから、起きた現実を無理矢理変えようと考える必要はありません。次の現実を確実に選ぶことを考えてください。

 そのためのポイントをいくつか押さえておきましょう。

 ・・・<抜粋終了>・・・


 私はこの話をサアラさんのスクールの授業で聞きました。
 その時には、サアラさんは骨折しなかった平行世界に移動したとだけ言ったので、私は手を挙げて、「どうやって違う平行世界に移動したのですか。その方法は?」という質問をしたい衝動に駆られたのを今でもよく憶えています。
 では、サアラさんによる、望む平行世界に移動する為の心得を紹介します。


 ・・・<『「この世」の歩き方』、p150~p152から抜粋開始>・・・

 新しい可能性を選ぶ4つのポイント

 1.想像できることは必ず現実になる

 「想像」という行為は、記憶を引き出している行為です。記憶そのものには過去や未来といった時間はありません。ですから、知らない記憶、経験していない記憶などはだれにでもあります。記憶されていることはすべて実現化できる可能性があります。

 ただし、「想像」には二つの種類があります。ひとつは概念から画像を構築するものです。たとえば、子供の頃本を読んでもらいながら頭の中でその場面を空想したりしたことです。
 もうひとつは、何もないところからポッと浮かんでくる画像です。そして、これがいわゆる「可能性の記憶」です。このように想像できることはすでに可能性として存在しているので、実現可能ですから、何も考えずにボーッと過ごすのを止めて、自分の望むような想像をしてみるのは効果的です。

 2.今の現実にとらわれない自由なマインドを育てる

 人は常に今の現実にとらわれた不自由な思考をしていることに気づいていません。
 たとえば、今お金がなければ、来月ハワイに行こうとはしません。このように無意識に現状の延長線上の未来を選択しています。今技術がない、能力がない、時間がない、援助がない、チャンスがない……。こうして未来をどんどん縮小しています。ですから、年を取るとチャンスが少なくなると感じてしまうのです。

 これでは何も楽しいことはありません。もっと自由に生きる道がいくらでもあります。その道を選択するために、今を理由に諦めないこと、そして、自由で純粋なマインドを大切に育てることが大切です。

 3.常識に迎合しない

 私から見ると地球社会の常識は嘘ばかりです。たとえば過去は変えられないとか、自殺は良くないとか、人の役に立たなければいけないとか、働かなければ生きられないとか……、何もかも幻想としか言いようがありません。

 このような幻想にしばられて自由な人生を奪われるなんて残念すぎます! まずは常識を疑ってみる必要もあるでしょう。その上で周囲との調和のためにどの常識を取り入れるかを考えましょう。

 4.セルフジャッジしない

 自分にしっかりと向き合い、自分の内面を深く掘り下げることはとても大切ですが、いつでも自分を否定したり、批判し続けたりすることは必要ありません。これではゆくゆく病気になっても当然です。

 このような思考は癖になりますから、気がつかないうちにいつも自分を否定したり、無視したりしていることがよくあります。充分自分に意識を向けて注意して過ごしましょう。

 ・・・<抜粋終了>・・・


 私達が気になるのは、今の私達の平行世界の未来には、何が待っているかということです。
 サアラさんは、それに関して大変気になることを言っています。
 この地球を含む太陽系が属する天の川銀河は、このままいけばブラックホール化するというのです。


 ・・・<『「この世」の歩き方』、p154~p157から抜粋開始>・・

 さて、話を元に戻しましょう。地球でこうした分野における科学が未発達のままなのは、他の宇宙文明との健全な交流が断たれてしまったからです。そこが今の地球にとっても、それ以外の世界にとっても非常に深刻な問題となっています。

 なぜなら、どんなに小さな素粒子でも、どんなに大きな銀河や太陽系といった世界においても、すべては繋がり合うことで生命の循環が起き、活性化しています。ですから、その繋がりが歪んだかたちになったり、もしくは繋がりを持てない状態になると、やがて消滅してゆくことになります。

 今の地球がまさにその状態に陥りつつあります。
 もちろん地球はパラレルワールドにも存在していますが、パラレルワールドは、先述したとおり三面鏡を覗いたときに並んでいた自分の姿と同じように、すべてに顕著な違いがあるわけではありません。しかしイメージ的に話をすると、はるかにかけ離れたところに存在する、少し次元世が違った世界の地球は、この地球の状態とは違います。そして地球を取り囲む世界そのものがかなり違います。

 今この地球が目指しているのは、そのパラレルワールドの地球との融合です。先ほど「はるかにかけ離れた」と表現しましたが、実際には物理的に遠く離れているという意味ではありません。次元が違う世界、異次元世界なのです。ですから、むしろ距離的には離れているわけではなく、すぐ隣に存在しているといっても良いでしょう。
 異次元世界もたくさんあります。しかし、この地球が目指しているのは、すでに進化していて、宇宙全体が健全な繋がりを持っている世界です。

 この銀河のブラックホール化を阻止するために

 さて、話は複雑になりますが、平行世界も、異次元世界も、切り離されているわけではありません。むしろ互いに繋がりを持って影響し合っています。ですから、今の地球の状態のように、外の世界との交流が断たれている状態では、繋がりは一方通行です。

 この状態がやがて周囲にも強い影響となって現われるのですが、もちろん今すぐというわけではありません。

 しかし、このままの延長線上の未来では、地球を含む天の川銀河はブラックホール化してしまうという運命にあります。なぜなら周囲の世界との繋がりを持ってこそ、健全なかたちでここに存在することが出来、もし、関係性が持てない状態が続けば、やがてその世界は、消えてゆくことになるからです。

 進んだ宇宙文明はどこもそれを何とか阻止したいと望んでいます。このような話をしても、もっかのところSF愛好家か、もしくはスピリチュアルというカテゴリーに入るのかわかりませんが、根拠のない話を受け入れられる人たちにしか聞いてはもらえない状態です。

 ですから、私たち、つまり、地球を平行世界の先進宇宙に繋げるための一大プロジェクトとして活動しているアインソフ議会メンバーたちは、地球科学が、地球内の不正とも言える経済機構によって、一部の人たちの搾取に全体が協力するための科学ではなく、地球人全体の豊かさと幸福のための科学にシフトし、皆さんの歪んだ常識を健全なものに戻していくという第一段階のステップをお手伝いしています。

 皆さんが地球の歪んだ価値観や概念に気づき、健全な認識を取り戻すことが出来れば、地球上の社会のあり方が大きく変わり、科学技術も飛躍的に発達します。

 そうなったときには、皆さんの意識は先進宇宙に存在する人類と共通するバイブレーションを持つようになり、彼等との交流が可能になります。そうなれば地球が孤独な状態から脱出し、ブラックホール化してゆくことを食い止めることになります。

 ・・・<抜粋終了>・・・


 サアラさんによれば、アインソフ議会というのは、数ある平行世界の中でも一番進化した世界にある議会なんだそうです。その世界でも天の川銀河はブラックホール化しつつあり、その解決策を調査しているうちに、私たちの平行世界の地球がその重要な鍵を握っていることがわかったといいます。

 それが天の川銀河のブラックホール化を防ぐ為に、アインソフ議会が私たちの地球に働きかけている理由だそうです。

 先週の記事で、並木良和さんのアセンションの話題をしましたが、目醒める人が増えることが、天の川銀河のブラックホール化を防ぐ為の重要なポイントなんだそうです。

(ここまで)



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恐ろしい自爆営業。元国税が明かす、かんぽより酷い税務署の実態 [政治・経済]

恐ろしい自爆営業。元国税が明かす、かんぽより酷い税務署の実態

今年の7月に報道された、かんぽ生命のあくどい加入実態が明らかにされてから
数か月経ちましたが、税務署もかなり悪どいノルマに追われているようです。

実態を読むと、かんぽ生命よりはるかにひどいというか、事件にさえならないの
ですから、国民からしてみれば田家の宝刀ではなく国家権力による合法的な暴力
とも言えます。

こんなことを知ると税金なんかびた一文も払いたくなくなりますね。



(ここから)

過酷なノルマに追われた職員による不正販売が社会的問題となったかんぽ生命ですが、税務署員にも信じ難いノルマが課せられているようです。元国税調査官で作家の大村大次郎さんは今回、メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』で、自身もかつて苦しめられたという「税務調査での追徴税のノルマ」の実態を暴露するとともに、実績稼ぎのため中小企業に対して重箱の隅をつつくかのような「せこい税務調査」を繰り返す一方で、富裕層にはあくまで甘い国税の姿勢を厳しく批判しています。

かんぽよりもひどい!税務署員のノルマ

最近、かんぽの無茶な販売ノルマが社会問題になりましたが、実は税務署でも昔からノルマが存在します。しかも、かんぽなどよりよほどひどいノルマです。

そのノルマというのは、税務調査での追徴税のノルマです。

これを一般の人に説明するには、ちょっと手間を要します。というのも、税務署というのは、一般社会では考えられないような異常な価値観があるからです。

まず税務調査というのは、どういう目的でおこなわれているかについて、説明しましょう。税務調査というのは、納税者の出した申告書に不審な点があるときに、それを確認するために行われる、というのが表向きの目的となっています。もちろん、それも税務調査の目的の一つではあります。

でも、税務調査の本当の目的はそうではありません。本当の目的は、「追徴税を稼ぐこと」です。実は税務署の調査官というのは、追徴税をどれだけ稼ぐかで、仕事が評価されます。だから、必然的に追徴税を取ることが目的とされるのです。

私が税務署員だったころは、各人の調査実績(追徴税の額など)を表にして、職員全員が回覧していました。よく保険の営業所などで、営業社員たちの契約獲得者数が棒グラフにされていたりしますが、あれと同じようなものです。だから税務調査というのは、「追徴税を稼ぐ」という方向で進められていると思った方がいいのです。

ノルマに追われる調査官たち

税務署の仕事は「公平で円滑な税務行政を行う事」などという建前はあります。しかし、現場の人間が実際に求められるのは、前項でも述べたように「税金をどれだけ稼ぐか」ということなのです。税務調査に行って、課税漏れを見つけると、つまりは追徴で課税をします。この追徴税をどれだけとってくるかが、調査官の評価を決めるものでもあります。

もし追徴税が少ない場合は、上司に怒られたり、先輩に厳しく指導されたりします。自分の給料より、とってきた追徴税が少ない場合は、「給料泥棒」だとか「お前は国家に損失を与えている」などと言われたりもします。

追徴税の獲得は、個人個人に課せられているだけではなく、部門や税務署同士でも、競い合わされてもいます。税務署内では、各部門が追徴税の多寡で競争しています。また各税務署同士も追徴税の多寡で競争しています。そして、大きな追徴税を取った調査官たちは、「優秀事績」として発表され、表彰されます。

ここまでされれば、調査官たちは嫌でもノルマ達成、追徴税稼ぎに没頭しなければならなくなります。私が現場にいたのは十数年前なので、今は変わっているかもしれないとも思ったのですが、後輩の調査官に聞くと今も昔もまったく変わらないようです。
国税庁は、公式には「税務職員にはノルマなど課していない」と言っていますが、追徴税をたくさんとってきたものが出世しているという現実がありますから、事実上ノルマはあるといえるのです。

調査官の「自爆営業」

このノルマが、どれほど厳しいものであるのか、わかりやすい例を示したいと思います。

10年前の話ではありますが、2008年5月に国税職員に関するこういうニュースが、新聞各紙で報じられました。広島国税局の若手調査官が、企業が脱税行為などをしたように装った文書を捏造(ねつぞう)し、必要のない課税をしたとして、虚偽公文書作成・行使の疑いで広島地検に書類送検されたのです。

そして広島国税局はこの調査官を即刻懲戒免職にしています。この調査官の行為とは、次のようなことです。

企業3社に税務調査に行いましたが、脱税(悪質な所得隠し)は見つかりませんでした。しかし脱税(悪質な所得隠し)があったように上司に報告、調査書を作成しました。悪質な所得隠しの場合、重加算税という罰金的な税金がかかります。この調査官は、通常の手続き通り、相手先には重加算税を求める通知書を送付しました。しかし、この送付書は、送付した直後に「誤送付だった」として自分で回収していました。そして偽の重加算税約33万円は自腹を切って納付していたのです。

公務員の給料はそれほど高いものではありませんので、30万円というのはけっこう大きいはずです。おそらく、この調査官の月給を超えていたはずです。それほど高い重加算税を、「自爆営業」したわけです。この調査官は、そうせざるを得ないほど追い込まれていたわけです。

これは、この調査官の個人的な問題ではありません。この手の事件は、国税では何度も繰り返し起きてきました。国税という組織は、不正などをもみ消す能力は非常に高いのですが、それでも、こうしてニュースで報じられるようなことが時々あるのです。

精神疾患になったり自殺する調査官も

税務署(国税)の中では、税務調査に行って追徴課税や指摘事項がまったくないことを「申告是認」といいます。「申告是認」というのは、納税者の申告に誤りがまったくないことを示し、税務行政的に見ればおめでたいことのはずです。

しかし、調査官にとって「申告是認」というのは、もっとも忌み嫌われるものです。申告是認になると、調査官は何も仕事をしていないかのような扱いを受けます。上司や先輩から叱責、嫌味を受けるのです。

申告是認が続いたために、ノイローゼになったり出勤できなくなった調査官も多いのです。筆者の同僚も、明らかに税務署のノルマのプレッシャーが原因で、精神疾患になり、長期入院を余儀なくされました。また筆者の同期の中には自殺をした人もいます。
件数消化にも追われる

調査官は、追徴税のほかに調査件数を稼がなくてはなりません。国税庁の事務計画でそう決められているのです。どれだけの調査件数を行なったのか、というのは昔から国税庁の世間に対する「仕事をやってますアピール」の一つでした。だから、国税庁は、全体で毎年、一定の調査件数をこなさなくてはならないのです。
だから、末端の税務署の調査官は、だいたい週に一件は税務調査をこなさなくてはならないのです。週に一件というのは、実はけっこう大変です。実際の調査だけではなく、調査先の選定、調査の下調べ、納税者との追徴税の交渉、調査後の調書の作成まで、すべて含めて1週間で済まさなければならないのですから。となると、実際の調査(納税者宅に赴く)を行う日程というのは、せいぜい2~3日しかとることができません。2~3日で納税者の事を調査しなければならないとなると、よほど要領よくしないとできません。会社の帳簿にしろ、2~3日で全部を見ることはできません。税務調査では帳簿だけじゃなく、会社の概況やら、従業員の聞き取りなどもしなくてはならないのです。それはそれは大変です。

重箱の隅をつつく

となると、調査官たちはどういう行動にでるか?重箱の隅をつつくようなせこい税務調査を繰り返すようになるのです。その結果、本当に悪質な脱税を解明することはできず、それほど悪質ではない納税者をいたずらに虐めることになっているのです。

調査官たちは、納税者が不正を行っていないかどうか時間をかけて念入りに調査をするよりも、どうでもいいような些細な間違いを素早く見つける「重箱の隅つつき」にまい進するのです。

国税庁が税務調査で追徴税を課した事績のほとんどは、「期間損益」の経理ミスです。これは、簡単に言えば、「期末の売上が翌期にずれこんでいたもの」です。決算期末の売上というのは、なかなか正確に計上しづらいものです。期中に商品を納品していたとしても、請求書の発行が、期末後にずれ込んだりすれば、翌期の売上として計上するようなことも多々あります。

調査官たちは、そういうものを見つけ出して「これは期中で処理するべき」として、追徴税を課すのです。期中の売上からは漏れていても、翌期の売上には計上されているので、長い目で見れば、課税漏れにはなっていないにも関わらずです。そういう「重箱の隅つつき」ばかりをしていて、納税者の信頼を得られるわけはないのです。

国税が毎年発表する「脱税白書」というのは、こういうノルマ稼ぎ、重箱の隅つつきがほとんどなのです。そして、課税漏れ事績の金額が、毎年、同じ水準になるのも、こういうノルマのためなのです。

国税は仕事をしているアピールをしたいので、なるべく多くの金額の事績をあげたい、しかし、ある年だけ突出して金額が多くなると翌年以降が大変になる、そのために毎年、同じ水準の事績となっているのです。そして、毎年、同じ水準の事績をあげるために、調査官たちは、過酷なノルマを課せられているのです。

こういう「足で稼ぐ昔ながらの営業」のような税務調査を、戦後からずっと国税庁は行っているのです。もちろん、時代に対応できているはずがありません。

現代では、昔のような「あからさまな脱税」は少なくなった一方で、海外取引やネット取引などを使った巧妙な脱税が増えています。

国税としては、全体の調査件数を減らしても、ちゃんと情報を収集し悪質と思われる納税者を絞り込み、準備をした上で徹底的な調査をするべきでしょう。その代わり、ちょっとした間違いや、勘違いによる課税漏れは指導にとどめる、そういう調査が、国民から求められているはずです。そのためには、海外取引やネット取引の人員を増やし、育成していかなければならないはずです。

そういうことは、普通の民間企業であれば何十年も前から行っていることです。しかし、現在の税務当局は、戦後からずっとほぼ同じようなやり方をしてきたのです。

組織としての近代化をおざなりにし、巨額に膨れ上がった富裕層の資産はスルーし、苦しくなっていくばかりの中小企業の重箱の隅をつついて、形ばかりの実績を残す…。それが、国税の本当の姿なのです。そして、この国税の姿は、日本の政府を象徴しているものでもあると筆者は思います。(メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』より一部抜粋)


※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』2019年12月1日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

(ここまで)


ここまでノルマがあったとは知りませんでした。同窓生に税務署勤務になった友人が
いますが、よほどしんどい思いをしたんでしょうね。




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オレンジャーからのメッセージ「未知の世界」 [アセンション]

オレンジャーからのメッセージ「未知の世界」



(ここから)

おれはオレンジャー!

君たちには
たくさんの
未知の世界が
存在する

未知の世界を
信じないままに
自分に見えることだけを
現実ととらえて

世界を狭めることは
とてももったいないこと

この世界は
たくさんの驚きと感動に
満ちている

あなたの魂は
その感覚を味わいたくて
五感の機能をもった
肉体を伴って
この世界に存在している

現実世界に
のめりこみすぎても
現実世界の辛さから
精神世界に逃げても
せっかくの機会を
逃すことになってしまう

未知の世界を
畏れることなく
あなたの内にある
神性を信じて

未知の世界を
思いっきり
楽しんでみよう

未知は道

あなたが体験した
様々な未知のあとに
道は広がっていくんだ

今日はこんなところだ
じや!


(ここまで)

未知の世界とは今の3次元世界の中に

ある現実の中の知られざる世界という

意味だと思います。

この世の中には自分の知らないことが

まだまだたくさんあります。


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世にも奇妙なフツーの話「アシュタール:もともとの自分と融合するだけ・・・」 [アセンション]

世にも奇妙なフツーの話「アシュタール:もともとの自分と融合するだけ・・・」





(ここから)

死は必ず来る。死ぬ瞬間はつらいのか、痛いのか、それとも幸福なのか

・・・というコラムを読みました。


「人が死に関して感じる恐怖は3種類あると思う」という。 これこそが、死の本質だ。

--------------------------------------------------------------------------------------
(1)死ぬまでのプロセス (2)よくわからない死後 (3)残される人との別離

--------------------------------------------------------------------------------------

という3点について書いているのですが・・・

アシュタールが教えていることと同じだって思うところも結構ありました。

(ちょっと違うかな?って思うところもありましたが・・・)


なんにしろ、死ぬということは人間にとっては永遠の謎?テーマ?

なんですよね^^




この人が死に関して感じる恐怖3種類について教えてアシュタールぅ~~^^

「こんにちは こうしてお話しできることに感謝します。

先ず1点目の死ぬまでのプロセスですが・・

死ぬときは死にます、死なないときは何があっても死にません、という

観点からお話ししますと、自分が死ぬと決めたときに死ぬということ

ですので、自分がまだ死なないと決めているときはどんなことがあっても

死なないのです。


そして、自分が死ぬと決めたときは、生きることに執着がなくなります。

だから死ぬことに何も感じなくなるのです。

悲しいとか、苦しいとか、もっと生きていたいとか、もっとこうしておけば

良かったとかの思考はなくなります。

ある意味、淡々と死を受け入れるということですね。


そして死ぬときは個性のエネルギーが物質的な身体から抜けるときなのです。

身体を脱ぐ・・その時は痛くも痒くもありません。

身体を脱ぐときはもともと頭の中に用意してあった快楽ホルモンの

カプセルが割れて気持ちよくなります。

快楽ホルモンは一種の麻薬のような作用を起こしますので、現実とは

違う感覚になるのです。

夢の中にいるような感じと言えばイメージしやすいでしょうか。

ですので、死ぬことを疑似体験した方(臨死体験)は、とても気持ちが

良かったとおっしゃることが多いのです。

ただ、日ごろから信じていることを見ることがあります。

死ぬときは亡くなった方が迎えに来てくれると信じていると、

そのような夢をみることがあります。

だから、自分は死ぬと怖いところに行くんだと信じている方は

怖い夢をみることもあるのです。

(ですから、死後は地獄へ落ちるなどの情報はあまり信じないことを

お勧めします)


死ぬまでのプロセスとしては、だんだん生きることに執着が

無くなっていき、身体を脱ぐときは快楽ホルモンが出て夢を

みているような感じで気持ちよく脱ぐことが出来ます。



そして2点目ですが・・・

死後はみんながいるところへ帰ります。

テラには遊びに来ているのです。

遊園地に遊びに来ていると思っていただければと思います。

そして、自分が帰ると決めた時間になったから帰る、それだけの

ことなのです。

身体を脱いだあとも、何も変わりません。

生きているときと何も変わらないのです。

ときどき自分が死んだということに気が付いていない方もいらっしゃる

くらい何も変わらないのです。

遊園地から出ても、何も変わらないですね。

自分が何者であって、どういう遊びをして来たかを覚えていますね。

それと同じです。

そして、家路につくのです。

その家がみんながいるところなのです。

その家が絶対無限の存在なのです。

絶対無限の存在に戻るだけなのです。

ただ、絶対無限の存在に戻ると、テラで遊んでいた時の個性はなくなります。

すべてが自分になりますので、テラのときのように別々の個性という

概念はなくなり、すべてが私になります。

この時点で”私がここにいる”という意識だけになります。

他の存在という概念もなくなくなりますので、他の存在たちがどこかの

遊園地で遊んだ記憶も自分の記憶となるのです。

ですから、個別の過去生やカルマや輪廻転生ということはありません。

(これはちょっと難しい話しになりますので、こんな話もあるんだな

程度に聞いていただければと思います)




死後はどうなるのか?という点につきましては、もともとの家に帰って

もともとの自分と融合するだけだとお伝えしたいと思います。

もともとの自分と融合するのですから、怖いことはありません。



3点目ですが・・

これは1点目のときにお話ししたことになります。

残される人との別離に悲しみを覚えるとか、心配するとかという

意味でしたら、それは感じないのです。

なぜならば、すべての執着が無くなるからです。

生きることへの執着が無くなるということは、別離に関しても

何も感じなくなるということなのです。

生きることに執着するから、別れの悲しみや自分がいなくなった後の

心配をするのです。

執着がなくなれば、現世(生きていた世の中)の考え方とまったく

違った考え方や価値観になるのです。

生きていた世の中の常識や価値観、物の見方考え方、倫理観、道徳観

宗教観とはまったく違うものになります。

だから、別離に関しても何も感じないのです。

それよりも快楽ホルモンで気持ちよくなっていますので、楽しい

気分でお別れすることが出来ます。


死ぬことは怖いことではありません。

ただの物理的な現象なだけです。

そして、みんな自分が決めたときに身体を脱ぎます。

だから、その時のことを怖がり、心配して生きるよりも、

生きている”いま”にフォーカスして楽しんでください。

せっかく遊園地に遊びに来ているのに、帰るときのことばかり考えて

憂鬱になったり、帰り道のことを心配しても楽しめません。


せっかく遊びに来た遊園地なのですから、目いっぱい楽しんでください。


あなたに愛をこめてお伝えいたします。」


ありがとう、アシュタール!感謝します。


(ここまで)


生きていて、まだ人生を楽しみたいと思っている人は死にたいとは思わないでしょう。

また、まだ若く、死ぬなんて思っていなかった人が突然の事故や病気で亡くなるときも

自分の死を呆然とした気持ちで迎えることになるかもしれません。

しかし、自分の死をはっきりと意識した時にはそれを受け入れざるを得ないので

死を受け入れ、そのまま元の世界に戻る決心をすることと思います。

しかし、あまりにもこの世に対する執着の強い人はその意識をこの世に持ち続ける

ので、死を受け入れるまでには時間がかかるかもしれません。


ただ、私もまだ生きている身なのでわからないのですが、死は自分で決めるという

部分です。

それは、肉体的に長くないと思ったとき(病気とか、事故とか)にマインドで

意識してなくて、ハートが意識し始め、それが最後にはマインドでも意識するように

なるのかもと思います。

こればっかりはその時になってみないとわかりませんね。

だから、自分の寿命はわからないとも言えます。

一説にはDNAのテロメアの残りが尽きたときに死ぬという生物学的な話もありますが

自分で決めるとしたなら、そういう時期を自分で悟るのかもしれませんね。

いずれにしても、生きていること自体が体験であるならば、そのときを心行くまで

楽しむのがいちばんだろうと思います。


この世界はホログラムであると私が何度も書いていることですが、あの世というのは

このホログラムの源となるところかもしれませんね。

すべてはそこから出てくる情報源によって動いているのでしょう。

だから、ゲームのモニター画面を見ていて、次はこうしようとか、こうしたらとか

という漠然とした指針をハートが受け取り、それをこの世界で体現しているのを

見ている自分がそこにいるみたいな・・・・。


ただ、自分自身は役者になり切っているので、そんなことを考えることなんか

ありませんが、それが過去の記憶を持たない理由かもしれませんね。





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破・常識あつしの歴史ドラマ「アシュタール:人を羨ましがらないでください」 [アセンション]

破・常識あつしの歴史ドラマ「アシュタール:人を羨ましがらないでください」



(ここから)


今日の破・常識!



羨ましいなぁ~、あの人のようになりたいなぁ~・・

と思わないで。

その思考は、私にはなれない・・と思っているのと同じ。

そうではなく、ラッキー、いい見本、イメージをつくるヒント、

が出来た・・と喜べばいい・・・らしい(笑)

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今日のアシュタールからのメッセージをお伝えします。






「こんにちは こうしてお話しできることに感謝します。

人を羨ましがらないでくださいね。

あの人こんなことが出来ていいなぁ~~・・

と思う前によろこんでください。

いいなぁ~・・と思うことは、あなたにとって興味があることです。

そして、そうなりたいと思ってる人が

あなたの現実に現れたということです。

それはどういうことかというと、その人が創っている現実が

あなたの射程圏内に入ったということなのです。

伝わっていますでしょうか?


射程圏内に入ったということは、あなたにも出来るということなのです。

実際に出来る人がいると分かるということは、

イメージ出来るということなのです。

その人を見て、リアルにイメージ出来ますね。

リアルにイメージ出来ると、それを現実化することが出来るのです。

ただ羨ましいと思ってしまうと

いつまでも羨ましいと思わなければいけない現実を

創造してしまいます。

羨ましいなぁ~、あの人のようになりたいなぁ~・・

と思わないでください。

その思考は、私にはなれない・・と思っているのと同じです。

そうではなく、ラッキー、いい見本、イメージをつくるヒント、

が出来た・・と喜んでください。


例えば、飛行機のファーストクラスに乗ったよ~~

というブログがあったとします。

そこで、いいなぁ~、乗れる人は乗れるのね・・

私なんて一生ムリだわ・・

なんかムカつくから読まない・・と思ってしまうか、

ファーストクラスってどんなんだろうと思って

ブログを自分もその人と一緒に体験しているかのように

読むのとでは、大きく変わってきます。

見たことのないファーストクラスの座席や食べ物、飲み物、

雰囲気を一緒に疑似体験することで

ぐっとファーストクラスが身近になって来るのです。

リアルにイメージすることが出来るのです。

だから、自分の現実にも降ろしてくることが出来るのです。

降ろしてくる・・疑似体験することで

オーダーしているのと同じことになりますので、現実化するのです。

それも、どういう形で現実化するかはわかりません。

もしかしたら、どこかの景品として

チケットが手に入るかもしれませんし

アップグレードしてもらえるかもしれませんし

考えもしなかったところから

ファーストクラスに変更できるお金が入って来るかもしれません。

オーダーすると、考えもしないところから

望むものが手に入ることも多いのです。


話が逸れましたので、もとに戻しますね。

とにかく、人を羨ましいと思わないでくださいね。

そこでとどまらないでくださいね。

こんなことが出来る人が現実に入って来てくれて

ラッキーと思ってください。

そんな人が現実に入って来たということは、

自分も射程圏内に入ったということだから

現実化することが出来るんだとよろこんでくださいね。


あなたに愛をこめてお伝えいたします」



ありがとう、アシュタール! 


(ここまで)


ただ羨ましいと思うのではなく、それがあたかも自分の現実として起きている

かのような想像をすることで、もしかしたらそれが現実化する可能性がある

ということですね。


最近、私も他人が見せる幸せと思えるようなことを見ても羨ましいと思う感情が

減りましたが、そうではないのですね。

羨ましいと思う感情を抑制するのではなく、それを自分の現実として昇華する

するということです。

他人を見て羨ましがることは自分にはそういうことは訪れないんだと思うこと

になるので、羨ましがることを出来るだけしないというのは間違いだという

ことです。

自分のことのように喜べばいいということです。




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消費増税の「悲惨すぎる結果」が判明…日本の景気、打つ手はあるのか [政治・経済]

消費増税の「悲惨すぎる結果」が判明…日本の景気、打つ手はあるのか


(ここから)
悪い数字のオンパレード

本コラムの読者であれば、10月からの消費増税によって深刻な景気問題が起こっていることは予想どおりだろう。

ここ10日間に、10月の経済指標が出てきたが、それらはおしなべて景気後退を示唆するものばかりだ。いよいよ統計上も、消費増税による日本経済の悪化が明らかになってきたといえる。

以下、具体的な数字を並べてみよう。

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経産省が11月28日に発表した10月の商業動態統計によれば、
卸売業は前月比▲8.2%、前年同月比▲10.0%、
小売業では前月比▲7.1%、前年同月比▲14.4%

といずれも大幅な低下。

財務省が11月28日に発表した10月分貿易統計によれば、
輸出は前年同月比▲9.2%、輸入は▲14.8%とともに大きく低下した。

経産省が11月29日に発表した10月の鉱工業指数によれば、
生産指数は、前月比▲4.2%、前年同月比▲7.4%と大幅な低下。
10月の出荷指数は、前月比▲4.3%、前年同月比▲7.1%

とこれも大幅低下。

厚労省が11月29日に発表した10月の一般職業紹介状況において、
10月の有効求人倍率は1.57倍で、前月と同じ水準にとどまった。

総務省が12月6日に発表した10月の家計調査によれば、
2人以上世帯の消費支出は1世帯あたり27万9671円で、
物価変動の影響を除いた実質で前年同月比5.1%減少した。

内閣府が12月6日発表した10月の景気動向指数は、
景気の現状を示す一致指数が前月比5.6ポイント下落の94.8だった。

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経産省の商業動態統計や鉱工業指数は、生産活動を表す指標だが、軒並み悪い数字ばかりだ。


消費増税の悲惨な影響

財務省の貿易統計における輸入の減少は、国内需要の弱さを示す。GDPは国内所得を意味し、それが下がると、国内消費と海外からの輸入が下がる。つまり、輸入の落ち込みは景気悪化の第一段階である。

総務省の家計調査は、国内需要の大半を占める消費の悪化を示している。消費税率が8%に上がった2014年4月よりも落ち込み幅が大きい。2014年4月の消費税の上げ幅は3%だったが、今回は2%だった。それにもかかわらず、さらに駆け込み需要もあまりなかったのに、今回は落ち込みが大きい。10月の家計調査の数字は、ここ20年を振り返っても最低である。

景気の状況は、こうした生産活動を中心に判断できる。ちなみに、景気動向指数の一致指数は、(1)鉱工業生産指数、(2)鉱工業用生産財出荷指数、(3)耐久消費財出荷指数、(4)所定外労働時間指数、(5)投資財出荷指数(除く輸送機械)、(6)商業販売額(小売業)、(7)商業販売額(卸売業)、(8)全産業営業利益、(9)有効求人倍率(除く学卒)から算出されるが、10月の速報では、このうちデータのない(4)所定外労働時間指数と(8)営業利益以外の7指標すべてがマイナスだった。

要するに、景気を表す統計数字すべてでマイナスという、悲惨な結果になっているのだ。

景気のカギを握る消費も、景気そのものの状況を示す景気動向指数も、前回の2014年10月の消費増税時に比較して、今回の落ち込みは大きい。

増税前の1年間の平均でみると、実質消費指数は前回105.9、今回は100.5だ。前回の消費増税時(2014年4月)は100.5、今回は95.1で、それぞれ下落ポイントは5.4、5.4と同じである。しかし、今回の方が増税幅は2%と前回の3%に比べて小さい。それだけ影響が大きいというわけだ。

keikisisuu01.jpg

景気動向指数を見ても、前回は増税前1年間は上昇基調で平均100.3、消費増税時は100.8と腰折れする形になった。しかし今回は、増税1年前は下降基調で平均100.3、消費増税時は94.8と、景気の下振れをダメ押ししている。

keikisisuu02.jpg


前回と今回は勝手が違う

今回の消費増税に際しては、前回2014年4月のように景気が悪化するという予測が多かったが、それは当然である。前回と異なるのは、現下の国際経済環境が最悪に近いということだ。本コラムでも繰り返し書いてきたが、(1)米中貿易戦争、(2)ブレグジット、(3)ホルムズ海峡の緊張、(4)日韓紛争と問題が山積している。

(1)については、来年11月の米大統領選まで完全解決は無理だ。そもそもこれは貿易問題ではなく、安全保障の絡む米中の覇権争いだからだ。 対中政策については議会民主党も賛成するため、トランプ大統領も後退は許されないし、問題化すればするほど大統領選にも有利になる。

最近では、人権という要素も加わった。香港問題、ウイグル問題である。西側諸国からみれば、あのトランプ大統領が人権について中国を諭すなど滑稽だが、香港人権法はすでに米議会の多数が賛成しているので署名せざるを得ない。ウイグルについても同様の法案があるが、その成立も時間の問題だ。

(2)のブレグジットは、いよいよ正念場を迎えている。雌雄を決する英国総選挙は12月12日だ。保守党が勝利すれば、英国のEU離脱が来月にも決まる。労働党が勝利するか、どの政党も過半数に達しなければ、状況はさらに混迷する。離脱でも英国経済は悪くなるだろうが、結論がはっきりしなければさらに悪くなる。どっちにしても、欧州経済にとってはいい話ではない。

(3)のホルムズ海峡は、アメリカとロシアがエネルギー輸出国になり、「多少の混乱があっても、エネルギー価格が高くなるのは歓迎」という中、音頭を取る国がなく、いつ紛争が起きても不思議ではない状況だ。日本は、イランとの友好関係があるため有志連合には加わらないが、といっても自国だけで船舶を護衛できる力はない。万が一ホルムズ海峡で紛争が起きたら、日本は世界で一番被害を受ける国になってしまう。

(4)日韓関係も依然として不透明だ。韓国が土壇場でGSOMIAを延長したことで、首の皮一枚で日米韓の連携は維持できたが、日韓はギクシャクしている。当然韓国経済への影響は大きく、日本への打撃は小さいものの、無関係とはいかない。

日韓関係のほころびをねらって、北朝鮮はミサイルを連射している。年内にも、人工衛星と称して弾道ミサイルを打ち上げるかもしれない。米朝関係も、首脳会談は不可能な状態であり、アメリカが軍事オプションをちらつかせていた2年前の状況に戻りつつある。


「大盤振る舞い」がまだ足りない

こうしてみると、現在の世界経済と世界の安全保障は、決していい環境ではない。これは、前回増税時の2014年4月と大きく異なっている。

それでも安倍晋三首相は、消費増税を2度延期して麻生財務大臣の顔を潰したことを考え、3度も延期はできないとして、今年10月の消費増税に踏み切った。

もちろん、景気悪化の懸念はわかっていて、景気の回復基調を腰折れさせないよう、経済対策のパッケージを7月の参院選直後に示唆していた。

増税後にそれを吐き出すというのであれば、そもそも増税しなければいいというのが一般人の考えだろうが、政治家はそうは考えないのだろう。

経済対策の内訳は、国・地方合わせた財政支出が13.2兆円、民間支出も加えた事業規模は26兆円。いったい、どこまで効くのか。

この景気対策を受けてのマスコミ各社の社説は、以下の通りだ。



朝日新聞「26兆経済対策 必要性と効果の精査を」

毎日新聞「13兆円の経済対策 規模ありきのつけは重い」

読売新聞「経済対策 効果のある事業に絞り込め」

日経新聞「「賢い支出」なのかをしっかり監視したい」

産経新聞「経済対策 効果を吟味し具体化図れ」



いずれの社説も、財政再建を考慮し、大盤振る舞いに疑義を呈している。

これだけの経済対策をする場合には、財務官僚が各マスコミをまわってレクするのが通例だ。もし今回もレクをしたのであれば、対策そのものに財務省が積極的でなかったのかもしれない。社説の多くは、景気悪化の意識はそれほど感じられず、財政再建のほうに注意が向いている。

結論から言おう。新聞社説とは逆に、この景気対策では足りない。補正を出すのが遅れたために、同じものをあと1、2回はやらなければいけない。

合理的な財政支出の拡大を

現実の日本の財政は、先週の本コラムを読んでいただければわかるが、それほど心配する必要はない。なにしろ、今はマイナス金利環境なので、国債発行は将来世代へのツケとはならない。将来投資をするには絶好の環境である。

公共投資の割引率はここ15年間4%に据え置かれており、筆者の計算では、本来採択すべき必要な公共事業は、現状の3倍程度もある。逆に言えば、今の建設国債は必要額の1/3程度しか発行されていない。

MMT(現代貨幣理論)のような空理空論ではなく、現実に即した割引率によって実際に公共事業要求をしたほうが、予算獲得のためにははるかに有効だ。財務省には、「予算要求なければ予算査定なし」という言葉がある。逆にいえば、合理的な予算要求があれば査定しなければいけなくなるので、適切な割引率に基づく費用対効果をきちんと示して要求すれば、断り切れないはずだ。

こうした合理的な財政支出拡大を行えば、自ずとデフレ脱却にもつながる。

若干、数量的な考察をしてみよう。今回の消費増税は、物価への影響で考えると、年間で0%台半ばのマイナス効果がある。一方、今回の景気対策では1%程度のプラス効果がある。

足下のインフレ率は0%程度だ。今回の補正予算のタイミングが遅くなったこともあり、今回と同規模の景気対策をもう1、2回打たないと、デフレ脱却はできないだろう。幸いにも今はマイナス金利なので、上に述べた割引率を実際に活用すれば、当初予算でも建設国債の大増発は可能だ。

筆者の言うように「100兆円基金」を作っておいて、今後の公共事業に備えるというのも一案である。すべては、来年の通常国会に提出される当初予算と補正予算のできばえ次第である。


(ここまで)

コラムを執筆している人も何を暢気なこと書いてるのかと思います。

これだけのデータが出ていて、はっきり消費税増税が悪いと結果が明らかなの
だから、消費税をもとに戻せと主張するくらいしたらいいと思います。

まあ、国民が反旗ののろしを上げ始めたということですね。

暗黙の抵抗です。

これが続けば来年の今ごろアメリカから何とかしろという要求が出てくるはずです。
何せ、日本が風邪を引けばアメリカも風邪を引くのは自明の理であって、アメリカ
も日本との心中は避けたいはずです。

というより、日本からもっと搾り取りたいと思っていたのが絞っても出ないと
なれば一番困るのはアメリカでしょう。








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