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世にも奇妙なフツーの話「ミナミさん:イタリア紀行(4)フィレンツェで筋肉???」 [アセンション]

世にも奇妙なフツーの話「ミナミさん:イタリア紀行(4)フィレンツェで筋肉???」





(ここから)

「あつしさん・・また、なにかやらかしたぁ~」の記事の続きになります。

お口ポッカ~ンで私の顔を見つめるあつしさん・・・


そうです、あなたのご推察通り・・・


あつし「財布が・・ない・・」

ミナミ「すられた???」

あつし「みたい・・カバンのチャックが開いてて、おかしいなって思ってみたら、

一番上においてた財布が・・ない」

ミナミ「完全にすられたってことやね・・・財布の中に何が入ってたの?」

あつし「現金だけだけど・・あ~~、やっちまったぁ~~、日本円は分けといて

よかったぁ~~

・・でも、いっぱいユーロぉ~~、無くなっちゃったぁ~~」

・・とバスの中で天を仰ぐあつしとミナミなのでしたぁ~~^0^


イタリアはスリが多いから気を付けようね・・って気を付けてたはずなんだけど、

ピサからの帰りで疲れてたのもあって(イタリアも4日目でちょっと疲れとゆるみ

がでて)注意散漫になってたんでしょうね。

はじめてのバスの乗り方もよくわからず、注意がそちらに行ってカバンがおろそかに

なってたんでしょう。

「まったく気づかなかった・・さすがにプロだね・・」

な~ンってあつしさんは変なところに関心してました(笑)


まぁ、身体を切られたりすることもあるって聞くから、

お金だけで済んでよかったよ(悔しいけど・・・・悔しいけど・・・)

持ってきたお金全額じゃなくて、分けておいてよかったねぇ~~・・


・・と自分たちを慰めながら、バスに乗りつづけミケランジェロ広場に降り立つ2人!


おお~~・・すんばらしい! フィレンツェの街並み、すんばらしい!

私たち、中世にタイムスリップした??

この景色、生きているうちに見ることが出来てよかったぁ~~^0^


ミケランジェロ広場からの景色に感動しつつ、財布のくやしさもフツフツと湧いて

きつつ・・

複雑な思いで撮った写真が・・これ!(笑)


italy16.jpg


italy17.jpg


italy18.jpg


italy19.jpg



そんなこんなで次の日は、近くの有名なウッフィツイ美術館に行ってみようということに

なったのですが・・なにごとも行き当たりばったり?甘い?私たち。

その美術館だけを目的にフィレンツェに来る人たちがいるくらいの美術館。

予約など前日や当日にとれるわけもなく、並べばなんとかなると考え行ってみたの

ですが・・

こりゃこりゃ無理だわ・・想像以上にすごい人数がならんでる・・何時間かかる

ことやら。

まぁ、特に美術にそんなに思い入れのない私たちなもので、すぐにあきらめ近くの

貴族のお屋敷(宮殿)に行ってみることに・・・


宮殿の前にある広場に着いたところ・・・あちゃ~~、ウッフィツイ美術館と同じ

くらい?

それ以上の人がいる・・山手線の満員電車かってツッコミを入れたくなるほどの

人ごみ・・

でも、そこでは外に少しだけど彫刻があったので、チラッと見ることが出来ました

が・・

なんか、すごい彫刻ばかり(驚)

なんか、みんな威圧的でバイオレンスな彫刻ばかり。

足元に押さえつけた人の髪の毛をつかんで、トンカチみたいな武器を振り下ろそうと

しているものや、小さな子どもを何人か足元にひざまずかせているものや、ヘビとかを

踏みつけているものや、足の代わりにヘビのしっぽになってる人物像・・・

うわ~、なんてバイオレンスな人たち・・これが芸術と呼ばれるの??なんか

ちょっと・・


って思ってたら・・

「これが、彼らの象徴なのよ」・・ってさくやさんが。


象徴?


「そう、彼らは力なの。力が彼らのアイデンティティーなの。

だから、自分たちの力を誇示するものばかり作らせた。

人間よりも神の力ね・・神がどれほどの力を持っているか、そして、神に認められた

人間、貴族がどれほどの力を持っているか・・それを誇示するために作らせたもの

ばかり。

それが、のちに芸術と言われるようになったの。

確かに、彫刻や絵画、壁画など、技術的に優れている人たちを起用して作らせたの

だから、芸術として素晴らしいと思えるものにはなってると思うけど、その原点は

力の誇示。

だから、バイオレンスな波動、バイオレンスな形を持つものが多いのよ。」


そっかぁ~・・確かに平和なエネルギーは感じないよね。

でも、私はよく知らないけど、ミケランジェロの作品はそんなにバイオレンスさは

感じないんだけど・・ただ筋肉隆々の人の像とか?


「彼はね、筋肉が好きだったのよ」


えっ?筋肉が好き? 何それ?


「ま、表現の仕方はどうかと思うけど・・筋肉フェチ?って言うの?

筋肉の動きや血管の浮き出た感じ、それを表現したかったの。

美しい筋肉を持った人物像を愛したの。

実際の人ではなく、造形物ね。

そして、自分が納得できる人物像(筋肉)を作ることに夢中だったのよ。

夢中で作るから、素晴らしい作品(人と魅了する作品)が出来るわね。

だから、その技術をかわれて貴族たちが彼をスカウトし、自分たちのために彫刻や

絵画を作らせたってこと。

ミケランジェロは、貴族の作品を作ることは好きではなかったのよ。

でも、命令に背くと生きていけなくなる・・だから、仕方なく彼らの要求通りの

作品を作るようになったってことね。」


うわ~、なんか聞きたくなかったなぁ~・・筋肉フェチなんて話。

そんなん聞いたら、ミケランジェロ大好きで尊敬してる人は怒るかも・・

でも、だから、彼の芸術が開花した・・ということで、怒らないでねぇ~~^^;


ま、どの時代、どこの国でも、偉い人たち(社会的地位、権力を持った人)は、

自画像とか書かせるものね・・それが、芸術?文化?をけん引した来たのは事実だから、

フィレンツェのルネッサンスもそうやって出来たんだから、

そして、こんなに素晴らしい街並みが出来たんだから、それはそれでいいのかな?


バイオレンスなものばかりじゃないことも知ってるけど、マリア像のような優しい

作品があるのも知ってるけど、でも、どうしてもなんか違和感を感じてしまうミナミ

なのでしたぁ~^^


まだまだ、ミナミAアシュタールのイタリアの旅は続きます^0^

(ここまで)



イタリア旅行記まだまだ続きまそうですね。

でも、ミケランジェロが筋肉フェチだったなんて初めて知りました。

おかげでミケランジェロのイメージがガラッと変わってしまいました(笑)。

それでもミケランジェロはミケランジェロです。

あれだけ力強い作品を残したんですからね。

また、次回を楽しみにしましょう。

ところで、日本円だけになった場合、近くに換金所なんかあるのでしょうか?

なければ、ホテルに帰るにも帰れなかったと思うんですが?

いったい、どうしたんでしょう。







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