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薄給に泣く「非正規公務員」が増え続けるワケ ~国から地方に交付される地方交付税の総額がどんどん減らされている現実 [政治・経済]

薄給に泣く「非正規公務員」が増え続けるワケ ~国から地方に交付される地方交付税の総額がどんどん減らされている現実



(ここから)

竹下雅敏氏からの情報です。

 私が子供の頃の、まだJRになる前の国鉄時代の職員の態度は、横柄で実に不愉快な
ものでした。まだ、宅急便は無かったので、田舎から自宅へ送る荷物は国鉄を利用して
いました。母がミカン箱いっぱいにミカンを詰めて送り、自宅の最寄りの駅で受け取る
のですが、ミカン箱が勝手に開けられ、箱の上部に空間が出来ていました。国鉄で物を
送ると中身が抜き取られるのは、半ば常識でした。

 民営化によって、こうした事はなくなりました。民営化の唯一の利点かもしれません。
これ以外にもいろいろありますが、私の公務員に対するイメージは、けっして良いもの
ではありません。

 先日ちょっとした用事で、本庁の役場にいきました。窓口で応対してくれたのは若い
男性で、その言葉遣いや態度は、私の役場のイメージとは異なる気持ちの良いものでし
た。今思えば、彼は「非正規公務員」だったのかも知れません。

 今の日本は変ですね。“こいつ嫌なヤツだな”と思う典型的な公務員が高給で、気持ち
の良い応対をする若い「非正規公務員」が、同じ様に働いているのに薄給に泣いている
のです。何故、こんなことになるのかといえば、国から地方に交付される地方交付税の
総額がどんどん減らされているからです。

 小泉政権以来、20年にわたってデフレ下で構造改革を行うといったアホな政策を続け
ているために、日本がボロボロになってしまいました。デフレ下では、公務員の数を増
やすのが本当です。財源はデフレギャップを埋めるだけの政府通貨を発行すればよろし
い。こんな簡単なことを、財務官僚も政治家もエコノミストも、ほとんどの人が知らな
いのです。

 地球は、まさに「地底人と最低人の戦い」なのです。

(竹下雅敏)

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時給900円の「非正規公務員」が増え続けるワケ
引用元)BIGLOBEニュース 20/1/10 プレジデント社

(前略)
全国の自治体で増えている「非正規公務員」に注目が集まっている。(中略)… 総務省
が行った最新調査では、2016年4月1日現在で全国に64万3131人の「臨時・非常勤」の職
員がいるが、報酬は驚くほど低い。例えば、「一般職非常勤職員」として事務補助に就い
ている職員の平均時給は919円、「臨時的任用職員」だと845円だ。その時点での最低賃
金は全国加重平均で798円(東京都は907円)だから、最低賃金並みの報酬だ。(中略)…
臨時的任用職員だと平均で160万円程度の年収にしかならない計算になる。

一方、総務省の調べでは全自治体の平均給与月額は40万円余りなので、ボーナスを含める
と660万円になる。その格差たるや歴然としている。

(中略)

地方自治体の財政が厳しさを増す中で、自治体職員の数を大幅に減らしてきた(中略)…
非正規公務員は2006年から2016年度の10年間で40%も増えたというから、ざっと20万人
の非正規が生まれたことになる。

(中略)

公務員にリストラはない。(中略)… そんな中で、人件費を抑える切り札とも言える
存在だったのが、非正規公務員だったわけだ。(中略)… 地方税収や国からの交付金が
増えない限り、増え続ける人件費を吸収することは簡単ではない。













(ここまで)


完全に今の日本不況は「官製不況」と言えるでしょう。

地方交付税は国は地方をコントロールするために使われていて、国の言うことを

聞かない県は減額される。これは大学の補助金も同じ、天下りを受け入れない大学は

問答無用で減額されると聞きます。

文部科学省の補助金が、天下り受け入れ大学に42億円交付されることになっていた。 はねのけた大学にはゼロ。

これが日本と言う国の現実です。

彼らは自分たちの権益と権力の拡大しか頭にないのです。

要するに金と言う力のコントロールに味を占めた集団ということですね。

これでは共産主義社会と同じです。


私の住んでいる市でも毎年「市の明細書」なるものが記載されてきますが、中でも

とりわけ強調している部分が職員数の減少です。これだけ減らして人件費を減らし

ましたと声高々に広報しているのですが、非正規公務員に支払われる報酬・賃金や

費用弁償は、地方財政における歳出科目では、人件費ではなく、物件費という費目

に計上されるので、表には出て来ないだけなのです。

実際に人件費と物件費を合計すれば増加していることがわかるはずです。

しかし、この物件費と言うのは様々な経費と合算されるので、どこまでが非正規

公務員に支払ったかは市民にはわかりようがありません。

こうしただましテクニックを使っているのです。


しかし、公務員の中に非正規職員がこのまま増加するということは日本経済の

中でも購買力の低下となって表れ、実体経済の地盤沈下を引き起こします。


すでに、日本はデフレを超えて破滅寸前まで来ていると指摘もされています。

その一方で毎年上がる公共料金と反比例して減らされる社会保障費で増えた税金は

どこに消えているのかと思うばかりです。


日本の実体経済が沈下する一方なのに、毎年増加するのが国家予算です。

赤字国債発行が減ったと豪語する前にやるべきことがあるでしょう。

台風や地震で被害を受けた人々への補償金は雀の涙、その一方で毎年増える軍事費

と海外への補助金は目に余ります。


この国はいったいどこへ行こうとしているのか?

国民をないがしろにする国家には強烈なしっぺ返しが来ることでしょう。














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