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世にも奇妙なフツーの話「ミナミさん:イタリア紀行(5)後ろから”チッ”と舌打ちの音が・・・」 [アセンション]

世にも奇妙なフツーの話「ミナミさん:イタリア紀行(5)後ろから”チッ”と舌打ちの音が・・・」




(ここから)

スリに財布をすられたミナミAアシュタールですが・・

スリにあったけど(そこだけは悔しかったけど)楽しかったフィレンツェの街を

あとにし、またまたイタリア版新幹線に乗りびゅ~ンッとローマへと向かいます^0^

フィレンツェからローマまでは約1時間半ほどです。




italy20.jpg





でもその前にちょっとフィレンツェでの警察の話を・・・


スリにすられて一応被害届を出しておこうと思い、フィレンツェの警察に行って

きましたぁ~^^

特に行かなくても現金だけだからいいんだけど(カード類をとられてたら被害届は

必要らしい)

まぁ、観光に来て普通警察署に行くこともないから、これもまた面白いエピソード

になるかな・・

ということで行ってみましたぁ~~。



italy21.jpg



通された待合室にはすでに現地の人らしき人3人と、アメリカ人の夫婦連れの二人が

待っていました。

夫婦連れの人はもう疲れ切った感じで、私たちを見るなり、もうね1時間半待ってる

の・・って

文句を言いはじめたんですよ(笑)

どうしたの?・・って聞いたら、やっぱりスリにあったそうです。

ここに通されて1時間半たってるけど、まだ今相談している人が終わらない。

で、私たちの前にも現地の人らしき3人がいるから、いつになったら自分たちの番が

来るかわからないのよ(怒)・・ってブツブツ言ってる。

でね、現地の人らしき3人は、この対応の遅さ(もとい、ゆっくりさ)に慣れて

いるのか・・

おやつ持参でおしゃべりしながら余裕で自分達の番を待ってる(笑)


こりゃ私たちの番になるころには深夜になるわ・・朝までかかるかもしれないわ・・・

ということで、被害届を出すことをサクッとあきらめ(もう最初から無理かなとは

思ってたのもあるし)サッサと帰りました(笑)

帰ろうとしたら先に待ってた夫婦連れに・・・いいの?って聞かれたから・・

現金だけだからあきらめるって答えたら・・

あなた達はラッキーね、私たちはカードもすられたから待つしかないのよぉ~~って

げっそりした顔で、ハバ、ナイスデイって送りだしてくれました^0^;

私たち、ラッキーだったんだぁ~~(ものは考えようですよね、怪我もせずにすん

だんだから)


でも、すられてからずっと、

「なんで俺こんな現実を創ったんだろう??すられるなんて人生はじめてだよ」

としきりに不審がるあつしさん。

だから、私は「なんか面白い旅のネタになるような刺激が欲しかったんじゃない?」

って答えてたんです(笑)

「そっかぁ~、そうかもしれないなぁ~・・でもこんな刺激いらないよ~~」って、

変に納得しながらも、嘆いてました(笑)




そして、最初に戻りますが・・ビュ~んっと新幹線でローマに着いたミナミA

アシュタールです。

でね、でね、ローマに着いたと思って降りた駅が・・・違ったぁ~~^0^;

間違えてひとつ前の駅で降りちゃったんです・・あ~~、またやっちまったぁ

~~・・って

ことで、駅員さんに教えてもらってメトロでローマ・テルミニ駅に行くことに・・



メトロ・・なんかすごい雰囲気・・日本の地下鉄とはまったく違う雰囲気で、

ちょっと怖い感じ。

混んでないから大丈夫だと思うけど、またスリにあわないように気をつけなきゃ

・・って緊張しながら乗ってました。

で、やっとローマ・テルミニ駅について降りたとき、どっちが出口かな?って

きょろきょろしてたら、ひとりの女性が私たちに、こっちこっちって手招きするんです。

何かすごく急かした口調で何か言ってるし、何だろう?でも、どうして私たちの

行き先がわかるのかな?・・ってちょっと不振に思ったんですけど、大きな荷物

持ってるし、もしかしたら親切にエレベーターまで案内してくれてるのかな?・・って

思ってついて行ったんです。


そしたらやっぱりエレベーターの前まで連れて行ってくれたんで、あ~、やっぱり

親切だったんだ・・

疑ってごめんね・・って思ってたら、違う女性があつしさんの持ってるカバンを

トントン叩いて、(イタリア語だからわからないけどなんとなく)カバンに気をつけ

て・・って言ってる気がする。

その女性はそれだけを言ってすぐにどこかへ行ってしまいました。

へっ??って思って、二人して顔を見合わせた一瞬・・スリだ・・って気がつき、

あわててまわりを見てみると、ちょっと先にちゃんとエスカレーターがある。


エスカレーターに気がつき、そちらに行こうとする私たちに、案内してくれた女性は

これに乗れと強引にまたエレベーターを指さす。

いや、この女性は親切で教えてくれたんじゃない・・どうしてもエレベーターに乗せ

たいんだ・・と思い、怒ったように話かける女性を振り切り、私たちがエスカレー

ターに向かって歩き出したとき、うしろから「チッ」という大きな舌打ちの音が・・


こわ~~、こわ~~、あのままうっかりすっかり何も考えずにエレベーターに乗っ

てたら、スリ(お金)どころか(強盗)、ナイフで脅されて、持ってるもの全部取

られてたかも・・

脅されるだけじゃなくて、ホントに傷つけられてたかも・・

エレベーターのドアが開いたら怖い屈強な男たちが待ってて、どこかに連れ去られ

てたかも・・

もうね、いろんな妄想が湧いてきて・・震えましたよ、ホント。


だって、あとから聞いた話だけど、実際にエレベーターに乗ってたら、降り際に

耳から引きちぎるようにピアスをとられて、すごい出血して病院に行ったという

こともあったらしいですよぅ。


あのまま、乗ってたら・・・

今こうしてブログを面白おかしく書いてるミナミはいなかったかもぉ~~・・

こわ、こわ、こわ・・・こわ~い(叫)


でね、ここでわかったんです・・フィレンツェですられたという現実を創った

理由が・・これだったんですね~~・・あまりに二人してボケ~っとしてるから、

しっかりするために自分で創ったんですよ、あの現実を。

ここは日本じゃない・・日本の常識は通用しない・・緊張感を忘れないように、ス

リにあうという現実を自分で創ったんだなぁ~・・・って思うとすごく納得出来ました。

だって、フィレンツェでスリにあってなかったら、ボケ~っと案内されるままにエレ

ベーターに乗ってただろうし、女性が「スリだから気をつけて」と言ってくれた

ことも気がつかなかったと思うんです。

大難にならない前に自分で小難を創った???・・・と思わざるを得ない出来事

でした^0^;

つねにギリギリを攻める私たちらしいと言えばそうなんですけど、別に本当にすら

れる経験(現実)を創らなくてもいいのにねぇ~~(苦笑)

スリの寸止めでやめといてもいいのにねぇ~~(爆)


・・ということで、ローマに着いたとたんにメッチャ怖い思いをしたミナミなのです。


そして、ローマ・テルミニ駅から外に出たとたん・・やっぱり(怖)

ベニスからフィレンツェ、そしてローマ・・どんどん怖い雰囲気になって行く。

もう、ベニスの時のようにフワフワしてられないな・・って、肌で感じましたね。

ホテルもローマ・テルミニ駅の近くで、周囲はすごく荒れた感じ。

夜暗くなって歩くのは怖い、昼間でも私一人で歩くのはムリだなって感じでした。

ローマ=怖いところ・・

この怖いというイメージがついてしまったローマを私たちは楽しむことが出来る

のだろうか??・・



まだまだ、ミナミAアシュタールのイタリアの旅は続きます^0^


(ここまで)


なるほど、打ち出の小難を自分で作っちゃったということですね。

おそらくあまりにも無防備な二人にハートが弱ってしまって対策を講じたんだろうと

思いました。

私だったら、もうスリどころかエレベーターに乗せられてお終いですよ(笑)。

またまた次回が楽しみですね。


今日は夕方から歌手のミニコンサート(ミニといっても延々2時間もやって最後には

その歌手のCDとサインまでくれました。おまけにタダだったんですよ!)に

招待され、その後はカラオケと帰ってきたら12時少し前でした。

でも、楽しかった~!



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