中国で間もなく人工太陽に火が灯る。
(ここから)
中国で “人工太陽”に火が灯ろうとしている。
太陽で起きている反応を再現する核融合装置が
完成しようとしているのだ。
2020年には核融合炉の運転が可能になるそうだ。
その人工太陽のプラズマの温度は最高で2億度になると予想されている。太陽核の温度が
約1500万度とすると、その約13倍だ。
これが本当に成功すれば、ほぼ無限で、しかもクリーンな夢のエネルギーが実現するという。
人工太陽が2020年に稼働予定
その装置は「トカマク型HL-2M」といい、中国科学院のEAST(先端超電導トカマク実験
装置)プロジェクトの一環として開発されている。
今年3月、中国核工業グループから年末までにHL-2Mの建設を完成させると発表があった。
11月になされた新華社の報道によれば、6月にはコイルが取り付けられ、それ以降作業は
順調に進んでいるとのことだった。
そしてさらに、2019年中国核融合エネルギーカンファレンスでは、2020年中にはHL-2M
の運転が可能になるだろうと、核工業西南物理研究院から発表があった。
核融合――太陽を地球上で人工的に再現する
核融合はあの燃え盛る太陽で起きている反応だ。2個の軽い原子核が融合して、より重い
1個の原子核が形成される現象で、このときに大きなエネルギーが放出される。
太陽の場合、水素原子が融合してヘリウムとなり、それによってコアはおよそ1500万度
に達する。
これを人工的に再現するには、燃料(水素の1種)を1億度以上にまで加熱する。すると
燃料は超高温のプラズマに変わるので、今度はこれを閉じ込めておかなければならない。
そのための装置がトカマクというドーナツ状の真空容器だ。トカマク型磁気閉じ込め方
式では、磁場によってプラズマを安定させて、核融合が継続的に発生するよう保つ。
安定した核融合が実現できれば、そこから得られるエネルギーはこれまでの発電装置の
比ではない。
太陽の13倍、2億度のプラズマを生み出す
英国原子力公社の専門家によると、HL-2Mが優れているのは磁場の柔軟性なのだそうだ。
HL-2Mは2億度という太陽の13倍もの超高温に達する。これほどの熱の他に、粒子ま
でもが発生するために、プラズマが反応炉の内壁に触れると、そこを損傷させてしまう
という問題があった。
トカマク型などの磁気閉じ込め方式は、核融合による排熱と粒子を数センチから数ミリ
程度しかない狭い層に封じ込めてしまうことで、内壁の損傷を防ぐ。
そのおかげで反応炉を高エネルギーで作動させても、内部を壊してしまうことなく運転
することができる。
現在、来年の運転へ向けたテスト中
専門家によると、HL-2Mの初期段階では、システム各パーツの個別テストなどが行われ
るだろうという。それからシステム全体がテストされる。
テストが完了した時点で、今度は低負荷でのプラズマ生成へと移行。最適なプラズマ生成
を検証し、信頼性と操作性の改善を図りながら、徐々に高負荷での稼働へとステップアッ
プしていく。
この実験からは、核融合炉を実用化するにあたって最大の障害とされる、排熱と粒子の
効果的な処理方法を編み出すヒントになる、貴重なデータが得られるだろうと期待され
ている。
References:xinhuanet / futurismなど/ written by hiroching / edited by parumo
http://karapaia.com/archives/52285858.html
(ここまで)
先日の「宇宙人が攻めてくる」という記事の宇宙人と言うのは、もしかしたら
中国人かもしれませんね。
中国がこのエネルギーを手にしたら、それこそ巨大な武器を手にしたようなものです。
今後は要注意ですね。
(ここから)
中国で “人工太陽”に火が灯ろうとしている。
太陽で起きている反応を再現する核融合装置が
完成しようとしているのだ。
2020年には核融合炉の運転が可能になるそうだ。
その人工太陽のプラズマの温度は最高で2億度になると予想されている。太陽核の温度が
約1500万度とすると、その約13倍だ。
これが本当に成功すれば、ほぼ無限で、しかもクリーンな夢のエネルギーが実現するという。
人工太陽が2020年に稼働予定
その装置は「トカマク型HL-2M」といい、中国科学院のEAST(先端超電導トカマク実験
装置)プロジェクトの一環として開発されている。
今年3月、中国核工業グループから年末までにHL-2Mの建設を完成させると発表があった。
11月になされた新華社の報道によれば、6月にはコイルが取り付けられ、それ以降作業は
順調に進んでいるとのことだった。
そしてさらに、2019年中国核融合エネルギーカンファレンスでは、2020年中にはHL-2M
の運転が可能になるだろうと、核工業西南物理研究院から発表があった。
核融合――太陽を地球上で人工的に再現する
核融合はあの燃え盛る太陽で起きている反応だ。2個の軽い原子核が融合して、より重い
1個の原子核が形成される現象で、このときに大きなエネルギーが放出される。
太陽の場合、水素原子が融合してヘリウムとなり、それによってコアはおよそ1500万度
に達する。
これを人工的に再現するには、燃料(水素の1種)を1億度以上にまで加熱する。すると
燃料は超高温のプラズマに変わるので、今度はこれを閉じ込めておかなければならない。
そのための装置がトカマクというドーナツ状の真空容器だ。トカマク型磁気閉じ込め方
式では、磁場によってプラズマを安定させて、核融合が継続的に発生するよう保つ。
安定した核融合が実現できれば、そこから得られるエネルギーはこれまでの発電装置の
比ではない。
太陽の13倍、2億度のプラズマを生み出す
英国原子力公社の専門家によると、HL-2Mが優れているのは磁場の柔軟性なのだそうだ。
HL-2Mは2億度という太陽の13倍もの超高温に達する。これほどの熱の他に、粒子ま
でもが発生するために、プラズマが反応炉の内壁に触れると、そこを損傷させてしまう
という問題があった。
トカマク型などの磁気閉じ込め方式は、核融合による排熱と粒子を数センチから数ミリ
程度しかない狭い層に封じ込めてしまうことで、内壁の損傷を防ぐ。
そのおかげで反応炉を高エネルギーで作動させても、内部を壊してしまうことなく運転
することができる。
現在、来年の運転へ向けたテスト中
専門家によると、HL-2Mの初期段階では、システム各パーツの個別テストなどが行われ
るだろうという。それからシステム全体がテストされる。
テストが完了した時点で、今度は低負荷でのプラズマ生成へと移行。最適なプラズマ生成
を検証し、信頼性と操作性の改善を図りながら、徐々に高負荷での稼働へとステップアッ
プしていく。
この実験からは、核融合炉を実用化するにあたって最大の障害とされる、排熱と粒子の
効果的な処理方法を編み出すヒントになる、貴重なデータが得られるだろうと期待され
ている。
References:xinhuanet / futurismなど/ written by hiroching / edited by parumo
http://karapaia.com/archives/52285858.html
(ここまで)
先日の「宇宙人が攻めてくる」という記事の宇宙人と言うのは、もしかしたら
中国人かもしれませんね。
中国がこのエネルギーを手にしたら、それこそ巨大な武器を手にしたようなものです。
今後は要注意ですね。