相次ぐボーイング787型機の事故原因はリチウムイオン電池の過充電にありそうだと
推測されているが、リチウムイオン電池に配合されている有機物が燃えやすいことか
ら過充電防止装置がついている。


私は、この過充電防止装置もユアサGSが一体で開発したものであるとみていたが
どうもそうではないようです。リチウムイオン電池の過充電防止装置はフランスのタレ
ス社が製造を請け負っていますが、この元の製造は韓国LG社に下請け発注していた
ものだということがわかってきたようです。



2/10追記

787様より詳細な情報を紹介いただきましたので、この記事内容について訂正させて
いただきたいと思います。
引用:http://www.gs-yuasa.com/jp/technic/vol7/pdf/007_01_014.pdf
航空機用大形リチウムイオン電池の開発-ユアサGSテクニカルレポートより

ここに書かれているように、最初に書いた「この過充電防止装置もユアサGSが一体で
開発したものであるとみていたが、どうもそうではないようです。」という記事には誤り
があり、実際には過電流防止装置はユアサのバッテリーに内蔵されていたようです。

テクニカルレポートには以下のように書かれています。

(ここから)
組電池内部にはLVP65電池に加えて,BMUとコンタクタとが備え付けられている.
BMUは常に電池電圧および組電池内部温度を監視し,異常を検出した場合には,
充電を停止するよう充電器に信号を出力する機能を備えている.また,常に電池
電圧を均等化するためにバランサー機能を備えている.これらの機能に加えて,
航空機用電池に要求される高い信頼性を実現するために下記に示すような機能を
追加した.
(ここまで)

この後も、何度かネット上に掲載されているニュースや個人のブログ、あるいは海外の
ニュースなどを見てみましたが、後日掲載した記事にあるようにBMUはフランスタレス
社製という報道でありました。
しかし、ここまでテクニカルレポートで書かれている内容がなぜニュースソースにならな
いのか不思議です。また、原因特定に時間がかかり過ぎているのも奇妙な所です。
ただ、素人ではなかなかここまでの技術情報を探し当てられないこともあります。

追記終わり

787様には心からお礼申し上げます。


そのためか、マスコミは今回の787型機の報道をピタッと止めたようです。
これ以上放送すると、原因は日本のユアサGSではなく、韓国LG社にあると発覚する
ことを恐れたのでしょう。


こうした真実は表面化することないでしょう。
日本に集中していることはこれらの過充電防止装置に何らかの仕掛けがあった可能性も
出てきます。これで、日本が悪いというイメージ漬けに成功するわけです。
マスコミに騙されないようにしましょう!



参考 http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news/1358597690/
    (スレ No93あたり)




2013/2/2 追記

その後の調査で、バッテリーのコントロール部品は関東航空計器、バッテリーとコントロ
ーラーをつなぐコネクタ部分はフランスタレス社製であることがわかっています。
関東航空計器のコントローラーに問題は見られなかったようですが、フランスタレス社が
韓国に下請けしているかどうかについては判明していません。


ボーイング787のバッテリーコントローラーは関東航空計器だが問題はなかった

2013/2/4 追記

さらに調査を進めた結果、2/4時点でボーイング社の配線ミスの可能性が指摘されて
おり、このことから日本ユアサGS、タレス社、韓国のいずれも問題がないようです。

ボーイング787のバッテリーコントローラーの問題はボーイングの配線ミス?