パラレルワールドの実例についてもうひとつ紹介しておこうと思います。これはこれまで
紹介したものとは違い、まったく異なる地球から現在の地球に迷い込んできたと思われ
るケースです。

ムー最新号 2013年9月号より

イギリスの超常現象コレクターであるトム・スリーメンの集めた話からまったく異質な
地球からこちらの地球にテレポートしてしまったとしか考えられない事例があります。

<サクリア大陸からやってきた男性の話>
1851年フォーリンという身元不明の男性がドイツのフランクフルト・アンデル・オーデル
村付近をうろついているところを発見されて保護した警察当局が男の身元を尋ねると
「サクリア大陸にあるサクリアという国から来た」と答えたという。しかし、地球上には
どこを探してもそのような大陸もなけらば国も存在しなかった。

<パンを盗んで捕まった男性の話>
また、1905年にフランスのパリでパンを盗んだ疑いで若い男が逮捕されたが、若者の
しゃべる言葉がまったく理解できなかった。それでも長時間の尋問で若者が「リスピア」
という場所から来たらしいことがわかり、リスボンのことだろうとポルトガル語の通訳が
呼ばれたが見当違いだったことがわかった。しかし、若者の話す言葉には規則性があ
り、エスペラント語によく似た言語のようだということが判明した。その後釈放されたが
その後の消息はまったく不明である。

<羽田空港に降り立ったビジネスマンの話>



3件目の事件は1954年7月ヨーロッパからの国際便で日本の羽田航空に降り立った
ひときわ背の高い白人男性がいた。ところが入国手続きの際に出されたパスポートを
見て税関の係官がびっくりした。そこに記されていた国名がまったく未知のトレードまた
はタウレドと読めるものであった。しかし、パスポートそのものには何らおかしな点は見
られなかった。その後取り調べが行われたが、時間が経つにつれていらだつ男が怒り
を露わに「日本に来たのは商用で今年で3度目である。かれこれ5年以上前から取引
のある国際コングロマリットの子会社を訪問の目的で来た」と話した。だが、その会社の
幹部に連絡を取ると、「男の名前は知らない人物で男の会社も知らない」という回答が
返ってきたという。さらに男が宿泊予約を入れている都内のホテルの宿泊予約名簿に
該当する名前はないということだった。男が所持している運転免許証には知らない国名
が印字され、存在しない銀行あての小切手も持っていた。男は日本語を含め数か国語
を話すことができ、本人が主張するトレードはフランスとスペインに挟まれた位置にあり
母国語はフランスだという。男に世界地図を広げて探してもらったがその世界地図のど
こにもトレードが存在しないことを知って男の方が逆に心底ショックを受けていた。
取り調べは5時間に及んだが、とりあえずその日はホテルに宿泊してもらい、翌日再度
取り調べることで宿泊してもらった。ところが数人の監視役をつけ、ホテルの部屋も密室
同然であったにもかかわらず、翌日の朝には男の姿が忽然と消えていた。

<異質の地球へテレポートしてしまった4人の女子学生の話>
1972年5月米サザンユタ大学の4人の女子大生グループが小旅行帰りに暗闇のハイウ
ェイを近道しようとしてガディアントン峡谷を走ったところから始まった。4人が午後10時の
門限を守るために取った行動だった。ところが数分して走ったところで、どう見てもユタ州
ネヴァダ州の光景ではないことに気づいた。



走り続けると前方にポツンと光る明るい光が見えてきて、どうやら旅館か料理店のよう
だった。ところが近づくにつれて大きなネオン看板が目に入ってきたのだが、まったく読
めない文字だった。そこへ出しぬけに建物から背の高い男たちが飛び出してきて、こちら
を指さし腕を振ったりして口々に何かを叫んでいる様子が見えた。が、しかし、その瞬間
少女たちは悲鳴を上げざるを得なかった。車に近づいてくる男たちの姿は遠目には人の
ようだったが、とても地球人とは思えない容姿をしていたのだった。少女たちは車を急い
で切り反し一目散に反対方向へ走り出した。

しかし、しばらくすると後方からまばゆいヘッドライトの光が再婚で来るのに気づき、どうや
ら少女たちを追いかけてきたようだった。だが、追いかけてきた車はたまご型の奇妙な
小型車でヴォンヴォンと聞きなれぬ轟恩を発して追いかけてくる。少女たちは130キロの
スピードで逃げたが、追いつこうとするたまご型の追跡を振り切れないように見えた。
突然、車体が激しく揺れたので、その時の風景から元の峡谷地帯に戻ったことに気づい
た。もうたまご型の車の姿もなかった。

後日の警察の調査記録によると、①少女たちのシボレーがハイウェイを下りて峡谷に向
かったことを示すタイヤの跡はなかった。②ハイウェイから砂漠方向へのタイヤ痕が200m
で突然消えていた。③周辺の砂漠に一切の痕跡を残さず、どのようにしてハイウェイから
3キロ離れた地点に移動できたのかまったく不明であった。
これはまったく異なる地球に移動してしまったケースである。


続く


パラレルワールドについて過去記事

パラレルワールドについて(1)「シンクロニティについて」
パラレルワールドについて(2)「同期振動について」
パラレルワールドについて(3)「フレームレートについて
パラレルワールドについて(4)「実例体験その1」
パラレルワールドについて(5)「実例体験その2」
パラレルワールドについて(6)「実例体験その3」
パラレルワールドについて(7)「現代物理学のパラレルワールドの世界」