世にも奇妙なフツーの話「さくやさん:引きこもりについて・・・」



(ここから)


最近、引きこもりのことについてのご質問をいただくことが

多くなってきました。


引きこもりについて教えてアシュタールぅ~~^0^

「こんにちは こうしてお話しできることに感謝します。

引きこもる原因は、逃げるためです。

コントロールのエネルギーから逃げたいと思うから引きこもるのです。


自分の意見ではなく、まわりの人たちの言うとおりにしなければ

いけないと思うと辛くてしかたがなくなります。

従順に従うことが良しとされていること、

親やまわりの人たちが持っている常識を守らなければいけないこと、

を強制され、そこに大きな期待がかけられると自分がつぶれてしまいそうに

感じ、どうしたらいいのかわからなくなります。


コントロールのエネルギーに耐えられなくなった時に使う手段が三つ

あります。

ひとつは、思考を停止して、何も考えず、何も感じず、言われたように従順に

従うことです。

コントロールのエネルギーを自ら受け入れるのです。

これが多数の方たちが選ぶ手段です。

これを選べば、楽に社会に順応できると思うのです。


もうひとつは、引きこもる(誰とも交流しないことでコントロールのエネルギー

を感じないようにする)という手段。

そして、もう一つは力に訴えるということです。

家庭内暴力と言うものです。


家庭内暴力は、力が必要となります。

力で何とかしようとすると、またもっと大きな力で押さえつけられるように

なります。

力が強くないと出来ないことです。

そして、暴力はいけないと教えられていると、それも出来なくなります。


だから、力で何とか出来ない人は、引きこもるしか手段はなくなるのです。

引きこもって、コントロールのエネルギーから遮断され、自分のエネルギーを

取り戻そうとするのです。


たとえば、親が子どもの将来のために良い学校にいれようとかと思うのは、

子どもを自分の思いでコントロールしているのです。

子どもに自分の思いを押し付け、期待を押し付け、それを受け入れるように

諭すことは、子どもにとってとてもツラいコントロールのエネルギーなのです。

そこから逃げたいと思う子どもは、そのエネルギーを跳ね返すために暴力を使ったり、

それが出来ない子は引きこもったりするのです。


そして、出てきてほしい(子どもの将来や自分の将来が不安だったりするから)と

思って、いろんな手を使うことが、またコントロールのエネルギーを子どもに

送ることになります。

そして、また、子どもはもっと引きこもり、殻に閉じこもってしまうことになります。

ですから、放っておいてあげてください。

もう、子どもをどうにかしようと思わないで、子どもが自分でどうするかを

見守ってあげていてください。


理由はそれぞれ違うと思いますが、もし家族の誰かが引きこもってしまったら、

放っておいてあげてください。

心配や不安や動揺のエネルギーをその人に向けてしまうと、またその人は

殻に閉じこもってしまいます。

心配や不安、動揺、怒り(引きこもっているんじゃない、など)は、言葉に

出さなくても、エネルギーで分かります。

その心配などのエネルギーもまたコントロールのエネルギーなのです。

だから、そのエネルギーを感じるとまた(もっと、ますます)そのエネルギー

から逃げたくて、引きこもる(殻に閉じこもる)ということになります


放っておいてほしいのです。

重い、ツライと感じるコントロールのエネルギーを感じたくないのです。

一生懸命そのエネルギーに応えようとしたけれど、もうムリだと思って

引きこもってしまっているのですから、放っておいてもらうのが一番楽なのです。


家族の人は、その人のことは放っておいてあげて、自分たちの好きなこと、

楽しいことをしていてください。

コントロールのエネルギーを感じて枯渇してしまったその人のエネルギーが

補充されればまた何かをはじめたいと思い、自分で行動を起こすようになります。

それまで、その人自身の力を信じて放っておいてあげてください。


そして、疲れ果てて引きこもるという選択をした方にもお伝えしたいと思います。

あなたが自分のエネルギーを充分に充電できるまで、そのままじっとして

いてください。

大丈夫です・・あなたには自分で生きていく力があります。

ただ、社会に蔓延しているコントロールのエネルギーで、自分のエネルギーが

枯渇してしまって疲れ果てているだけです。


ですから、積極的に引きこもってください。

繭(殻)に入っていてください。

積極的に・・とお伝えしたのは、繭に入ることに罪悪感を持たないでくださいと

いうことです。

こんなことをしていていいのでしょうか?

社会に出られない私はダメな人ですね?

みんなが出来ていること(働いているなど)が出来ない私はダメです。

などと思う必要はありません。


そんなことを思ってしまうと、繭の中に入ってせっかくチャージしようと

しているエネルギーが放電されてしまい、エネルギーが戻ってきません。

いまはエネルギーをチャージするために積極的に休みますと思ってください。

罪悪感はエネルギーを大量に使ってしまいます。


そして、もう一つお伝えしたいことがありますが・・

引きこもるということを、リベンジに使わないでくださいね。

誰それが、自分をコントロールしようとしたから、自分はこんな風になってしまった。

だから、あなたもツライ思いをすればいい・・と

その人に突きつける手段にしないでください。

そんなことをしても、お互いにツラい現実が続くだけです。

言っている意味が伝わっていますでしょうか?


社会がコントロールのエネルギーでまわっているのですから、みんなエネルギーが

枯渇してしまっています。

感受性が高く、そのエネルギーに敏感で、耐えられなくなって来ている人が

増えています。

登校拒否(不登校)も同じです。


引きこもりの原因はコントロールのエネルギーなのです。

原因がわかれば解決することが出来ます。

誰からのコントロールのエネルギーを受けて、あなたのエネルギーが枯渇

してしまったのかがわかれば、あなたがどうしたらいいのかも分かります。


その人と話をすることで、分かってもらえることもあります。

もし、話しをしてもお互いの意見が違うのであれば、そっと離れてください。


あなたに愛をこめてお伝えいたします。」


ありがとう、アシュタール!

感謝します。


(ここまで)


日本中どこを探したって、専門家だってこのような回答が出来る人はいませんね。

なぜなら、見る視点が全く違っているからです。


ほとんどの人が評論家がそして専門家が言うのは「引きこもりが悪い」という

考え方です。

誰も、社会が会社が、親が友人が、学校がそして政府がコントロールしようとし

ひとつの型にはめ込もうとするからそうなるのだとは一言も言いません。

まったく見る視点が違います。

それだけ私たちはコントロールという罠にはまりその姿が見えなくなってしまって

います。そのため原因を引きこもりになった人に求めるのです。

今問題になっているのが中年の引きこもりです。

ちょうど20年くらい前に引きこもり状態になってしまい、そのまま大人になって

しまった人たちです。

これを何とかしようとしていますが速攻的な解決策はないでしょう。

なぜなら、誰もがさくやさんが語るようにそーっとして置かないからです。

テレビでも(確かNHK?)報道され問題がクローズアップされました。


もう、今の社会は互いにコントロールをし合うバカげた社会になっていて

かっての様な自主性と個人の自由を重んじるような社会ではありません。

何かといえば規制と言う言葉が立ちはだかり、その前に呆然と立ち尽くし

ひどい時には道をふさがれその先の将来を見失うことさえあります。


誰がこうしてしまったのでしょうか?

教育は個性を伸ばすためではなく、金太郎飴の様な均質で素直に言うことを聞き

反抗しない大人を育て、教えることはYesかNoかしかないような学問ばかりです。

授業で数学の応用問題を解ける能力がありながらも試験では決められた回答しか

求めない選択方式です。どこに回答に対する自由があるのでしょうか?

そうした例はどこに行っても充満しています。

規則、常識、定説、過去の事例などが支配していて、それを守れない人は落ちこぼれ

と見られ、社会からはじかれてしまう世界です。

それこを改善していかなければならないはずなのに、全員が右を向けと言われれば

右を向く時代ですから難しいかもしれません。

しかし、さくやさんのメッセージを読まれている方ならそのことがよく理解でき

その中で語っていることを実行できると思います。